Sei KIsaragiオフィシャルブログ


自我の防衛機制

2013.07.06 Saturday[メンタルcomments (0)

人間は動物である。理性で社会生活を営む。
動物である故に本能を持つ。
動物自体は本能で生きている。動物そのものは自我を持たない。
しかし人間は本能が壊れて正常に機能しないため生きていくために自我を持つようになった。自我は本能=自然=に根ざしていない。自我はその存在の生物的根拠を持たない。

自我は外界、超自我、エスの存在に脅威を得ている。
社会では自分の思うどうりになるわけがない。
自我は社会に適応するために社会(外界)に適応するための要求にこたえなければならない。

自我は超自我の命令に従わなければならない。
また一方では自我は、快感原則に従ってひたすら欲動を満たそうとするエスの力を必至でコントロールしなければならない。
そうしなくては反社会的な行動に走る危険性がある。
自我は不安定で崩れやすく、またその存在を脅かされているため、自我の防衛策ができ、自我の防衛機制、自我の防衛メカニズムができた。

防衛機制では抑圧。
自分では認めたくない。そんなの嫌だと思い無意識のうちにエスの中に放りこんでしまうことである。
抑圧すると、症状や夢という形で必ず戻ってこようとする。
次に否認というメカニズムは、現実を直視しない。認めない。

自分が事実を正しく知覚したとしても、それを認めようとはしない。知らないのではなく、知っているにも関わらず認めないのである。
例えばスポーツで選手の成績が抜群によく、自分は成績が悪い場合自分は勝てる!絶対に勝てると思い、勝てると思いこみ相手の実力認めない。
相手の実力を認めれば怖くて勝つことができないと思うからである。

続いて、分離というメカニズムは、ある出来事と自分が自分の感情と切り離してしまうことである。
自分が体験した辛いことを話すときに、誰でも思いだしたくないという感情がるが、切り離すとまるで他人事のように冷静に話せるようになる。
自分のこと感情をともなわず淡々と語る人はこのメカニズムが働いている。

まだまだ続きます。


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