Sei KIsaragiオフィシャルブログ


うつ病の原因は?

2014.01.28 Tuesday[うつ病-

日本では一生の中でおよそ16人に一人(生涯有病率6.3%)がかかるとされるうつ病。
近年では、一般的な病気と社会に認知されたこの病気はいったいなぜ起こるのでしょうか?
その鍵は、わたしたちの脳にあります。脳内には生きていく上で必要とする様々な神経伝達物質があり、その中でもセロトニン、ノルアドレナリンといった物質が、過度のストレスや疲労により減ってしまうことで、意欲低下や気分の落ち込みを招く可能性が考えられています。さらに、痛みを感じさせないようにする働きも弱まり、体の痛みでさえも、時に激しい痛みとして感じることがあると考えられています。
薬物療法が即効性として有効ですが、精神療法やリハビリなどをすることによっても軽減されます。
でもうつ病にかかり、また再発する人も多くあります。
うつ病の人はうつ病になる考え方をしています。うつ病は移る、と聞いたことはないですか?うつ病の人の話を共感していつまでも聞いていると、その考えに沿うために感化されるからではないか、と私は考えています。ネガティブワールドに突入するとどこまでもネガティブなので、一般の人からはなかなかその考えから脱却できないために対応が難しい。
つまり専門的なアプローチができないためにその考え方に賛同できないのである。
再発防止となるためには、その物事の考え方を変えなければ、また一度起こしたうつ病が再発の可能性があると考察します。予防も非常に大切です。

うつ病とは?

2014.01.10 Friday[うつ病-

私ってうつ?
うつ病は誰にでもかかりうる心の病気です。
特別な人がかかる、特別な病気ではありません。
うつ病は(心の風邪)と呼ばれることもあります。
うつ病になると、心も体もとてもつらい時があります。
でもうつ病は必ずよくなる病気です。みんな、それぞれのペースで、必ず。
だから一人で悩まないで下さい。
(憂鬱な気分が続いている。)(元気がない)(眠れない)

必ず治ります。
毎日の生活の中で、いやなことやつらいことがあると、誰でも憂鬱な気分になります。ほとんどの場合、気分が落ち込んでいたとしても、何か楽しいことがあれば紛れたり、時間が経つと元気を取り戻していきます。けれども、うつ病の場合は、良い事があっても気が晴れません。
1、 日常的な憂うつ感。やる気はでないが、家事をする。いやいやながら職場に行く。仕事を休んだとしても一日程度。
2、 うつ病。家事や仕事を、やらなくてはいけないと思いながらもできない。日常生活をこれまで通りに送ることが難しい。
(日常的な憂うつ感)と(うつ病)とを見分ける一つのポイントは、その憂うつ感がどれぐらい長く続いているか、ということ。
2週間以上、毎日のように、ほとんど1日中続いている場合には、うつ病の可能性があります。

うつ病ってどんな病気?
うつ病のきっかけは、(ストレス)です。
心が弱いからうつ病になるわけではありません。一般的には、真面目でコツコツやるタイプ、几帳面で責任感の強いタイプの人が、強いストレスをきっかけで、うつ病を発症すると考えられています。
きっかけとなるストレスは、悲しいことやつらいことばかりではありません。周りの人にとっては一見喜ばしいことであっても、本人にとってはストレスとなることもあります。
一見喜ばしいこと。(結婚、子供の結婚、妊娠、出産、昇進、栄転)
環境、体調の変化。(進学、転居、就職、月経、更年期、異動)
悲しいこと。(家族や身近な人と死別、離別、離婚、別居、過労、リストラ)
うつ病になると、心と身体の両方に様々な症状が現れます。

心の症状。
最近、毎日のように、ほとんど1日中憂うつな気分が続いている(ここ2週間以上)
これまでは楽しかったことが楽しめなくなり、興味が持てない(ここ2週間)
自分は価値がない人間だと思う、自分が悪い、自分の責任だと罪の意識を感じる。
仕事、家事、勉強などに集中できない、あるいは決断や判断が難しいと感じる。
この世から消えてしましたい、死ねばよかったと考えてしまう。
眠れないなどの身体の症状が続いている場合には、陰にうつ病が隠れていることもあるので、注意が必要です。

身体の症状。
食欲が落ちたり体重が減った、あるいは、食欲が増したり体重が増えた。
夜寝付けない、夜中に目が覚める、朝早く目が覚める、寝すぎてしまう。
普段に比べて話し方や動作が遅い、またはイライラして落ち着かない。
最近疲れやすくなり、気力がわいてこない。

治療のポイント。
まずは休養をとること。
仕事をしている場合には、休暇をとって体を休める。
学生であれば学校側に伝えてしばらく休学する。
主婦であれば家事を他の人に頼むなどして休む。
というと簡単なようですが、仕事が忙しくで休むと支障がある、子供もいるので休めないなど、難しいこともあるかもしれません。
しかし、うつ病治療における休養というのは、夏休みなどのバケーションではなく、治療の1つとして不可欠なものです。
風邪をひいたら暖かくして薬を飲んで家で休めることが最も大切です。
休養をとるために入院する方法もあります。
休むことが苦手な人や難しい人は、医師や心理療法ができる臨床心理士に相談して下さい

心のくすり箱

2013.09.13 Friday[うつ病-

国際医療福祉大学医療福祉学部教授
監修、上島国利先生。

体調不良が続いているご家族や周囲の方へのアドバイス。
※上手なサポートの仕方。
不安を広げないように声をかける。
受診を勧めるときは、受け入れやすい言葉を選んで声をかけます。(うつ病)(病気)という言葉を使わずに、「疲れ」などと言い換え、提案するような言い回しにしましょう。

※なぜ?と病気の原因探しをしない。
うつ病だとわかると、「なぜ病気になったのか」と、とかく原因探しをしがちです。しかし、実際にはさまざまな原因が関係していて、特定できないことがほとんどです。病気の原因探しをするよりも、ご家族は、「どうすれば良くなるか」を考えるようにして下さい。うつ病を治すには、周囲のサポートが不可欠です。

※周囲の方のバックアップが必要。
うつ病の治療には、周囲の方々の支えが必要です。
励まさない。
うつ病の人に「頑張って!」と励ますのは逆効果になります。決して怠けているのではなく、今はがんばりたくても頑張れないことを理解して下さい。今までと態度を変えず、普通に接することが患者さんの安心につながります。

※考えや決断を求めない。
決断を求めないようにします。「今日は何を食べたい?」と聞かれたときに、「何でもいい」と答えると、うつ病の人は考えなければならなくなります。それよりも、「カレーがいい」などと具体的に答えて負担を減らしてください。

無理に外出や運動は、健康な人にとっては気分転換になります。しかし、うつ病の人にとっては、外出や運動、お酒の席も負担になる場合がありますので、無理に勧めてはいけません。

※重要な決断は先延ばしに。
金額の高い買い物、引っ越しなど、大事なことを決定するのはストレスになります。できることなら、決定は病気が治ってからしましょう。

※ 日常生活の負担を減らす。
家事が負担になっていることがあります。「食事はつくらなくていいよ」「ワイシャツはクリーニングに出して」など家事の負担を減らしてください。



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